エレワナ・サンドリバー・マサイマラ

サンドリバー・マサイマラは傍らを流れるサンド川の名前にちなんで名づけられた宿泊施設で、訪れる人々をアフリカのサファリの黄金時代へと誘ってくれます。キャンプ内には豪華なテントでできた宿泊施設が16棟あり、この地の開拓が進んだ1920年代当時の雰囲気が再現されていて、過ぎ去った黄金時代を偲ばせるよすがとなっています。

キャンプの敷地はメインのサンド川エリアとより静かな「リトル」サンド川エリアに分かれていて、前者にはテントが10棟、後者には同6棟が建てられています。テントをこのように配置したのは、各棟のプライバシーを確保し、まるで自分以外に宿泊客がいないかのように感じていただくための工夫で、それぞれのエリアに専用のダイニングエリアとラウンジエリアを設けるためでもあります。

テントそのものはこの上なく快適でありながら、どことなくノスタルジックな雰囲気が漂っています。そのうち11棟がダブル、4棟がツインで、それぞれ広さが49平方メートルもあるので、1日かけて冒険を楽しんだあとでゆったりとくつろげることでしょう。キャンプ内にはご家族連れの方や客室がもう一つ欲しいという方向けに87㎡の広さを誇るファミリー・テントも設けられていて、バスルーム付設型のベッドルーム2室が中央に位置するラウンジエリアでつながった形になっていて、ご家族水入らずで過ごしたい方や身内だけでゆったりくつろぎたい方に最適です。

さまざまな方にご利用いただくため、テントのうち4棟は豪華なデイベッドを設置して就寝スペースとしても使えるようにしてあり、大人数のグループでお越しの方や横になれる場所が多い方がいいという方にうってつけです。テントの中に腰を下ろすと、アンティーク家具とやさしい光を放つヴィンテージ調の照明に囲まれて、まるでヘミングウェイの小説の中に足を踏み入れたかのような気分になります。マサイマラの草原の只中で、現代的な快適生活と大自然とのふれあいを同時にお楽しみください。